エコロジカルな住まい

私たちは、長年の風土に学び簡素で美しい、日本人の気持ちから出た「住まい」を創造します。

 

風の動き、光の流れ、植物の気配・・・・・周囲との関わりを感じ、大いに楽しみたい。

豊かな森と水に恵まれ、独自の伝統文化を継承してきた日本には移りゆく四季をさらに6つに分けた二十四節気」があります。

・・・・心地よく抜けるそよ風」、和風の光が部屋の隅まで照らす「陽光」のリズム、樹林からの季節の香り・・・

私たちは気候の変化を生活暦として取り入れ「住まい」にも季節毎の創意工夫を生じさせ、伝統文化として培われてきました。縁側・土間・欄間・越屋根開口等、ほんの少し前まで「民家」には、自然を感じる工夫として組み込まれていました。

私たちは簡素でありながら美しいもの、日本の長年の風土によって培われたものに学び、日本人の気持ちから出たものを創造します。
先人に学び、建築的な工夫により、周囲の環境に開かれた現代の「エコロジカルな住まい」づくりを目指します。

また太陽光の恵みである発電・温水の確保等、バイオエネルギー等、自然エネルギーの摂取を取り入れた現代工法にも、積極的に取り組みます。

Mm邸

周りの環境に開かれた、
日本の気持ちから出た「住まい」。
Mm邸 ≫
Mm邸

朝から夕方の西陽まで、
和風の光がまんべんなく部屋を照らす。
Mk邸 ≫

工学的な快適性とは異なる、やすらぎの拠り所としての「住まい」

 私たちは明るい・暗い・高い・低い・暑い・寒い等々、数値的な快適性とは異なる、楽しい・気持ち良い等、気分と空間が溶け合い変化してい自然体の住まい」を創造します。

「住まい」は、三代の生活財が溜まると文化が生まれると言われます。

「住まい」は住まい手と共に育てる感性が大切であり、少しづつ育てながらどう住みこなしていくか、時間の流れをどのように捉えていくかが大切です。「住まい」は、目に見えない性能こそ大事です

無意識の動きや、優しい気配りの使い勝手と共に、流れるようにどう部屋をつなげるか ・・・家族の暮らしが多様化する中、家族共通の流れる時間をどう仕掛けるか・・・

「住まい」は、家族を優しく包み込む、さながら衣類のようでありたい。その器は、住まい手の想いを好ましく表わし家族同士の「こころの拠り所」として創造したいと思います。

やすらぎの「住まい」の骨格をなすもの・・・・・空間のバランス

「住まい」における窓と開口部と壁の配置 ・・・・囲まれ方と開かれ方のバランス・庭へと開かれた窓・窓辺の風景へのこだわり等

「住まい」の空間は一にも二にもバランスであり、空間の風合い・親しみ・安心感の骨格をなすものです。

Mm邸

天井の高さ、開口部の割り合い、
階段の形状等、バランスが大事。
Mm邸 ≫
Mm邸

吹き抜けと言っても、
べらぼうに高くない適度なボリューム
Mk邸 ≫

廊下が要らず、空間が重ね合って利用できれば広がりが感じられ、形は正方形の空間であるほど落ち着きが生まれ、長方形なら方向性が生まれます。

安易に開口部を設けず、溜まりの空間でお気に入りの場所をつくる・・・例えば、壁を背にして座ると落ち着き、コーナーが閉じられていれば、無意識にそこに座ります。

Mm邸

広大なワン・ルーム空間を、拡大したり絞ったり
しながら、多彩な空間を創出している。
宮脇檀(まゆみ)・藤同邸 ≫

また「住まい」の構成素材である漆喰の白と、経年変化するムク材の質感等の素材感のバランス、装飾にコストをかけ過ぎないプロポーション、構造・材料・設備・全体の工事費等も含め、「住まい」のバランスが創作上の骨格と言えます。

地球環境に優しい・・・・・循環型社会での「住まい」づくり

 日本は国土の70%は森林であり、フィンランド・スウェーデンに次ぐ世界3位の森林国です。
我が国は森の国としての恩恵にあずかり、木の建築による文化を継承してきました。世界最古の木造建築は法隆寺(607年建築)、最大の建築物は東大寺金堂であり日本の誇る伝統文化の象徴でもあります。

私たちは国産材を使用し、地場工法・職人芸による「地域文化の結晶」としての「住まいづくり」を目指します。

軸組構法をそのまま現わし、構造体を美しく見せ、自然素材に囲まれた「やすらぎの住まい」を創出します。国産材のヒノキ・アカマツ・スギ材を多用し、地元の職方のみなさんの工法により組み上げます。

Mm邸

地域産材の柱・梁・板材による
列柱空間の「サンクン・ホール」
あさぎり館 ≫

また国産材の自給率が減少する中、森林と製材工場、職方との連携した取り組みにより、高価にならない循環型社会での創作活動を実践しています。

森林の活性化、地域産業の振興、低炭素化時代に対応した地球環境での環境保全も考慮し、真の「エコロジカルな住まい」づくりを目指します。

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