長野県自然百選に選ばれた『不動滝』の修景事業です。
景勝地での修景事業であり、樹林・水・生物までをも含めた生態系との
共生を主題としています。
滝を異なったアングルから視ながら、木橋を利用して対岸をグルリと輪廻する
マスタープランを立案しています。
木橋の中間には、滝のしぶきを浴びながら、ポッカリ浮かんだ雰囲気の味わえるプラザを設けました。
(完成後は、三脚を設け写真を撮ったり長時間腰掛ける、人気のスポットとなっています。)
木製展望デッキ越しに滝を見る
二期工事により設けた休憩施設は、建物自体を崖地の中に埋め込もうとしたものであり、
敷地もすでに材木の切り出し場として切り開かれてしまった崩れ地を選んでいます。
現在では樹林も茂り景観の中に埋没しています。
対岸に設けた休憩小屋は、滝上部を見上げる為、
屋根は上部に跳ね上がり羽を休めた野鳥のような
イメージ形態になりました。
今回の事業により滝を訪れる人々は大変増加しましたが、滝周辺を観賞する人々を見ながら、
「多数の人々が立ち入るだけで景勝地のイメージは変わってしまう」と感じています。
休憩施設 イメージ図
休憩施設 内観
丸太材による遊歩道
山岳地の公衆トイレ
H4年竣工(高森町)