年間90万人が訪れる南信州を代表する『昼神温泉郷』の修繕事業です。
大型バスが迂回する中、道を多機能空間として再考したものです。
まだ、牧歌的な風景の残る伊那谷山々の樹木を移植し、道筋に潤いを与え、
バス停等の造形物も地域産材により組み上げてみました。──────────────────────────────────────
温泉入り口の「ポケットパーク」は、植栽・素材・ディテ-ル等、入念に
考慮したものです。
ポケットパークの夜景
歩道にはサツキ・ツツジ等を移植
道に対する想い
・道は交通手段のみでなく、地域の特性・文化を提供できる
・道は生活移動に密着した空間であり、コミュニティー空間として機能する
・路地は多様なシーンが提供できる空間として機能する
(生活している者には、日常性を、訪問者には非日常性を提供する)
地域のヒノキ材による「バス停」
ミニ公園の隣にバス停を設置
足元照明のついた「湯の瀬橋」
ライトアップされた遊歩道
H16年3月竣工(阿智村)