飯田市の竜東地区に建築された、築150年の「本棟造民家」です。
片側3間と3間半の非対称の開口で、西側が母屋下りの特徴的な形態です。
建築時の棟梁さんの粋な計らいが感じられる民家です。
特徴的な西面母屋下り形態の「本棟造」です。
二階屋外には、二階ホールから出入可能。
二階手摺部は、アルミ部材を新規ヒノキ造作材に改修したものです。
玄関部は深い庇と共に増床したものです。
再生前 玄関部
再生前 廊下廻り
再生後 玄関ホール
建具類は全て木製に改修。地窓を新たに設置しています。
壁材は、ラスボードからの「本漆喰」仕上げ。
床材は床暖房以外の箇所は「ムク材」使用です。
低天井のキッチンから、吹抜け空間のリビング・ダイニングへと繋がります。
磨き使い込まれた板襖戸は再使用しました。
奥に繋がるのは10帖の続き間です。
南面に新たに設けた茶の間的な和室コーナーです。
壁は左官材、天井は銘木合板仕上げ。