農村原風景の残る伊那谷『泰阜村』
伊那谷民家を印象形態とするコミュニティー施設 あさぎり館
山岳地なりの平坦地に居住地が点在する泰阜村…
そんな地形の中の田本地区存在するコミュニティー施設です。中庭を
介した南向きのコの字型プランで、アプローチ方向に妻面が表情を与
え、里山風景に溶け込んでいます。
中庭を介し、切妻面が南面に表情を与え、奥にセットバックして配した
講堂が奥行感を醸し出している。
玄関廻りは、金属葺の下屋を介してアプローチする。
杉柱による「列柱空間」上部から光が降り注ぐ「サンクン・ホール」
ホール廻りは、左官職による しっくい仕上を多用している。
腰壁は伝統的な腰瓦仕上げ。
交流ホールに設けた「談話コーナー」、家具は、杉板加工品
柱・枠廻りの造作材を、良質なヒノキ材で仕上げた「和室通し間」
カラマツ集成材のトラス構造で組み上げた「機能回復訓練室」の上棟
風景
鉄骨を使わない木組による大空間を実現した「機能回復訓練室」
高齢者にも配慮した浴室廻り
吸湿性の良い杉材を多用した「脱衣洗面所」
玄関ポーチ 夜景
H14年4月竣工 木造平屋 740㎡(泰阜村)