純木造による医院と介護療養の複合施設です。介護部は5部屋単位の
ユニット型式となっています。
人生の終焉期を家庭的な、暖かな空間でという理事者の思いを、
木質空間により表現しています。
ゆるやかな切妻・母屋下がりの東側外観
風景に溶け込み、来院者に威圧感を与えないデザイン。
中庭を介した2棟形態とし、自然通風・採光を確保している。
耐候性を考慮し、集成材梁を架構した車寄せ部。
病棟玄関より中庭を見た状態。
勾配天井ながら、高さを押えた受付ホール
ペンダンド化粧格子は、建具工事にて製作。
桧丸柱をシンボルとした待合ホール。梁・桁はカラマツ
材を使用している。
左:廊下を介したナースステーション受付部
右:吹抜空間のユニット状交流ホールへと続く。
食堂部: 壁面の円型デザインは、ピンの利く掲示壁
内庭面は上部からハイサイドライトの光が落ちる。
ユニット毎の交流ホール
棟梁を桧シンボル柱により支える切妻吹抜空間。
入院の方の休憩、家族の方との談話に活用。
5間巾の機能回復訓練室
集成梁による片流れの上昇空間を創出している。
H17年3月竣工 木造平屋 1,142㎡